計画停電が初めて実行された夜

我が家の周りの地域でも計画停電が次々に実施され始めたため、この辺りもそろそろだろうと心の準備をし始めた昨日のこと。


この日は夕方6時20分からの実施予定だったので、朝の内に炊飯器でご飯を炊いておきました。


・・・そして夕方。


停電開始1時間くらい前から町内で公共放送が流れたので、在宅中だった大家(夫)は、朝炊いてスイッチを切っておいた炊飯器のご飯を電子レンジで温め、冷蔵庫に保存しておいたカレーをガスレンジで温め、サラダとドレッシングを作って冷蔵庫に保存しておきました。


暖房は使えなくなるのでジャンパーを着て、コタツの上にはロウソク、チャッカマン、懐中電灯、発電機とラジオ付きの懐中電灯を揃えておきました。


そして停電予定の6時20分。


急に照明が消えるのだろうと思いましたが、一向に消える気配がありません。


10分過ぎても何の変化もありません。


今日も中止になったのかと思いケーブルテレビで地元の情報を見ていた時、急にテレビが消え、照明も消えました。


予定時刻を20分過ぎてから停電になりました。


本当に停電になったのかと、外の様子を見てみました。



停電してからも点いていた隣のアパートの階段や廊下の照明も、しばらく経つと消えてしまいました


出かけていた大家(妻)を迎えに行くため、夜7時半頃、家を出て駅まで歩いていきました。


大家(夫)のように懐中電灯を手にして歩いている方もいらっしゃいます。


携帯電話のディスプレイの照明を点けっぱなしにして、首からストラップで吊り下げている方もいらっしゃいました。


懐中電灯ほど明るくは照らせませんが、暗い中では周りからはそこに人がいることが分かります。


普段はライトを点けずに走っている自転車が多いのですが、今日はさすがに皆さん点けていらっしゃいます。


・・・あぶないっ!


無灯火の自転車です。ぶつかりそうになりました。


向こうからはこちらが見えているのかもしれませんが、こちらからは分かりませんでした。


我が家の地元の駅は、私鉄とJRの乗り換え駅に当たります。


しかし、都心のターミナル駅のように一つの駅舎に入っているわけではなく、乗り換えるには駅を一度出て商店街を5分ほど歩いてもう一つの駅まで行かなければなりません。


夜7時ですが、商店街の店はどれも閉まっています。


自家発電を使っている立ち飲み屋だけが開店していました。


街灯の消えた商店街は真っ暗なのですが、乗り換えでここを通り過ぎているだけの通勤客の人たちはこの辺りの計画停電のことを知らないせいか、懐中電灯を手にしている方は稀です。


ちょうど電車が着いたのか、私鉄の駅から出てJRの駅にどっと向かう通勤客の流れに逆らうようにして進まなければならなくなった大家(夫)は、何度か人とぶつかりそうになりました。


暗いせいで皆さん足元ばかり見ているので、こちらの小さな懐中電灯の光に気付かないようです。


乗り換え駅を利用する皆さんは、これからはいつも懐中電灯を持ち歩くようお願いします。


やっと駅に着いた大家(夫)は、電車で帰ってくる大家(妻)を改札前で待ちました。


駅に隣接する交番の警察官が、駅前に停車したタクシーの運転手と何か話しています。


停電なので運転には注意してくださいと言っているのでしょうか。


駅に電車が着いて、改札から大家(妻)が出てきました。


都心を出る時に窓の外は明るかったのに、地元に近づくと急に暗くなってきたと言っていました。


帰り道、JRの駅前ロータリーにつながる道路には、迎えの車の長い渋滞が出来ていました。


信号も消えているので、交差点では皆さん慎重に運転しています。


・・・あぶないっ!


大家夫婦は、思わず声を上げてしまいました。


生活道路を猛スピードで走ってきたマフラーを改造した大きな音を立てる車が、ろくに確認をせずに交差点に突っ込んできたため、大家夫婦の目の前で危うく他の車とぶつかりそうになったのです。


交差点では譲り合いの精神でお願いします。


今までの生活では使っていない、いつもとは違う部分の脳を使ったように感じながら、やっと我が家に帰ってきました。


この日は強い風が吹いていたので、暖房の入っていない部屋でも温かく感じられてホッとしました。


帰宅してから、隣の県で一人暮らししている大家(妻)の母の様子を確かめようと家の固定電話の受話器を上げて耳に当てると、ツーツーという音が全く聞こえず、ボタンを押しても電話をかけられない状態です。


数日前、停電に備えて、電話機の電源をコンセントから抜いても使えるかどうか確かめた時にはうまくいったのに、どうして今回はつながらないのでしょう。


試しに携帯電話から我が家の固定電話に電話してみると、「~おかけになった電話は故障しているか電源が入っていない状態です」とメッセージが流れました。


ここで気が付いたことがあります。


我が家の固定電話は、「ひかり電話」という光ファイバー網を利用した電話なのですが、これは確かIP電話の一種だったはずです。


そのため、家のターミナルアダプターの電源が切れていると使えないのです。


そこで固定電話は諦め、携帯電話で大家(妻)は母に電話しました。


その後、ロウソクとLEDミニライトの明かりの下、夕食のカレーを食べました。



ロウソクの明かりで生活するなんて思いもよりませんでした


夜8時半過ぎ、急に照明が点きました。


計画停電が終わったようです。


最大3時間の予定でしたが、2時間ほどで終了しました。


電気のありがたさを感じ、また普段いかに電気に頼った生活をしているかが実感されました。


道路を照らす月の光がとても明るかったです。


このような生活は当分続くと思いますが、被災地の方のことを考えると贅沢は言ってられません。


省エネに努めたいと思います。


Comment

  • 2011/03/17 (Thu) 20:30
    バンちゃん - URL

    幸い、friccaハウスはまだ対象地域になっていないのですが、計画停電の対象地域に当たった?のですね

    日ごろ、電気があるのが普通、当然の事!のように思っていますから、改めて「電気のある生活のありがたさ」がわかりますね

  • 2011/03/17 (Thu) 21:32
    まりもっち - URL

    家もここ2・3日計画停電の予定でしたが、見送りになりました。
    でも長期化するとのことで、また停電予定が来そうです。
    夕飯時家族で試しに電気を消してLEDの懐中電灯だけにしてみましたが、暗くて千佳が泣きそうでした。
    そういえば家も光電話です・・・停電時は繋がらないのですねe-330
    一人暮らしをされてる人で停電は心細いことでしょう。
    あっ!かぱきちくんさぶぶいからお皿まですっぽりとかぶっててかわゆいです
    私は今日お風呂に入れることが幸せだな~と感じながら入りました。

  • 2011/03/17 (Thu) 22:10
    夫婦ともかっぱ - URL

    こんばんは。
    毎日たいへんな日々が続いてますね。
    みんなでちょっとずつがまんして
    この難局を乗り切りましょう。
    横浜中華街では中国人のシェフたちが
    かなりの数帰国してしまい、
    大半がシャッターを閉めていて
    夜に行くと文字通り火が消えたように静かです。
    かぱきちくんたち、もう少しがんばって
    また明るいおうちでおいちいものを食べようね。
    (暖房を入れないので厚着をしている
    かっぱかふぇのかっぱたち一同)

  • 2011/03/17 (Thu) 22:58
    がっぱあや - URL

    こんばんは・・・現在、皆寝静まった部屋でひとりゴソゴソしている私です
    とうとう、大家さんちでも計画停電が実施されたのですね
    大家(夫)さんのなんだか優しさにあふれたその語り口調にお人柄を感じ
    こんな時に言うのもあれかもしれませんが・・・心がポッと暖かくなりました

    懐中電灯は今や、なくてはならないものなのですね
    こちら島のお店からも乾電池がこぞって姿を消しました
    これがちゃんと必要としている方たちのもとへ
    いっているのであればよいのですが・・・なんとも複雑な思いで
    陳列棚を見つめていた私です

  • 2011/03/17 (Thu) 23:31
    hashsh - URL

    v-460バンちゃんさん
    計画停電が実施される地域がどんどん増えているので、バンちゃんさんもご準備ください。
    身の回りのほとんどのものは電気を使って動いているわけで、太陽光発電がこんな時には一番便利なのかなあ、などと思ってしまいます。
    オール電化やエコキュートなどエネルギー源をひとつに集中させるのは合理的で無駄がなく、普段の生活では便利ですが、非常時には困ったことになりそうですね。

    v-460まりもっちさん
    東北電力でもいよいよ計画停電が始まりましたね。
    停電は、千佳ちゃんにとっては初めての体験になりそうですね。
    懐中電灯は電池を使うので、ポキッと折ると光り始めるケミカルライトも使えそうです。
    火も使わないし長時間光り続けるので。
    IP電話は盲点でした。説明書には「停電時には使えません」とちゃんと書いてありました。
    かぱきちくんは、お皿を保温すると暖かいことに気づいたようです。
    早く被災地の人が温かいお風呂に入れる日がくるよう祈っています。

    v-460夫婦ともかっぱさん
    中華街では今そんなことになっているのですね。
    でも、いつまでもこんな状況が続くはずはなく、やがて少しずつ元に戻っていくのだと思います。
    関東大震災や東京大空襲で壊滅的になった東京が、今はこんな大都市にまでなっているのですから。
    かっぱかふぇのみなさんも、風邪を引かないように気をつけてくださいね。

    v-460がっぱあやさん
    昨夜10時半頃、少し大きく揺れたので、念のため大家(夫)の両親に電話したら、既にすっかり寝ていたのか、ねぼけた母の声が電話の向こうから聞こえてきました。
    大家(夫)の両親は夜9時過ぎには就寝します。
    単一から単三までの電池は売り切れていますが、あまり使い道のない単四やボタン電池はまだ残っています。
    単三や単四を他の電池のサイズに変えられるパーツが100円ショップに売っていましたが、これも売り切れてしまいました。
    ポキッと折ると光るケミカルライトがあれば、懐中電灯は使わなくても済むかもしれません。
    南の島の電池だって、こちらから船や飛行機で運ばれているものなのですし、今度の大震災の被害はあまりにも大きいので、ひとつの地域だけの問題では済みそうもありませんね。

  • 2011/03/18 (Fri) 23:35
    みみのスケ - URL
    計画停電おつかれさまでした

    みみ地域は富士川より下にあるため、中部電力となり計画停電には入りませんでした。都会の皆さんの事や被災地のみなさんの事を思うと、やはり節電をしなければと思い、実施しています。こちらのお店も不要な看板はすべて消してあり、営業を休んでいるお店もあります。
    大家夫婦さんはじめ、対象地区の皆さんも大変だと思います。買いしめによる懐中電灯も売り切れなようですしね・・・。
    でもライトに照らされたピローちゃんたちかわいいです。

  • 2011/03/19 (Sat) 19:16
    hashsh - URL

    v-460みみのスケさん
    地震発生後2、3日はほとんど閉まっていた我が家の辺りのお店も、最近はみんな営業を再開しています。
    店内の明かりは暗くなっていますが。
    節電が呼びかけられた効果があったのか、最近は停電が中止になることが多くなりました。
    お米やパンも手に入り始めました。ガソリンを給油するにはものすごい行列に並ぶ必要がありますが、それでも何とか手に入ります。
    物が手に入りやすい地域では買占めする必要などあまりないのですから、その分足りない地域に回してもらいたいです。
    間借り人たちはロウソクの下での生活が初めてだったので、のほほんとしていたいつもとは違う気持ちになったようです。

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