たくさんのろぼっとさんをみてきたの(その2)

前回の続きです。


せっかくたまごひめちゃんを連れてきたというのに、会場の雰囲気から、のん気にたまごひめちゃんを鞄の中から取り出して写真撮影できる感じでは、なかなかありませんでした。


仕方ないので、たまごひめちゃんには、しばらく鞄の中でおねんねしていてもらうことにしました。


さて、工場などで働いているロボットが展示・デモンストレーションしていた産業用ロボットゾーンに対し、隣のサービス用ロボットゾーンでは、我々により身近な存在のロボットが展示・デモンストレーションしていました。


ホンダの歩行アシスト。
腰と腿に装着し、内蔵モーターで足の動きを助けます。
高齢者などの歩行補助やリハビリなどに使います

東京理科大と電子部品メーカーのKOAが開発したマッスルスーツのブース。
空気の出し入れで収縮する人工筋肉で、腕や足の動きを補助します。
運送会社や介護現場での利用が可能です

マッスルスーツのデモンストレーション。50キロの重さの荷物も楽々持ち上げていました


災害対策用ロボットスーツのHAL。
搭載しているパワーユニットにより、足の動きをサポートします

被ばく量の低減のための放射能防護装備、生体安全管理をするバイタルセンサー、熱中症対策のためのクーリングシステムを搭載しています


第5回ロボット大賞の優秀賞(公共・フロンティア部門)を受賞した東京大学などが開発した自立型海中ロボット「Tuna-Sand」。
ケーブルに移動を制限されることなく全自動で海底面を探査できます。
2010年に富山湾の海底調査を行い、水深980m付近の海底のベニズワイガニの生態を解明しました

2010年の上海万博の日本産業館で公開するため開発された「夢ROBO」。
手足がパイプに触れることでそれを認識し、人間と同様の動きで梯子を自由に昇降します


東京工業大学の研究室がルーツの会社、HiBotの水陸両用ヘビ型ロボットACM-R5H。
ヘビのように体をくねらせて自由に動き回っていました

水中も自在に泳ぐことが出来ます。
頭部には小型カメラを搭載しているので、管の中などの監視を行うことが出来ます


サービスロボットゾーンの一角で、突然賑やかな音楽が鳴り始めたので、そちらに目を向けてみました。


韓国の伝統公演芸術振興財団のドントクン・ロボットハンマダン。
小さなロボットたちが、音楽に合わせて踊ります。
これは宗廟祭礼楽と佾舞(「いつぶ」と読むのでしょうか?)のステージです

扇を持ったロボットが踊る扇舞のステージ

テコンドーを元にした跆拳舞のステージ。
最近ロボットのプログラムを組んだそうで、動きがまだ若干不安定なロボットが一体いました


小さなロボットが、音楽に合わせて一斉に踊っている様は、なかなか楽しかったです。


アザラシ型セラピーロボットのパロ。
触ったり声をかけると反応します

パナソニックの病院内自立搬送ロボットHOSPI。
看護師さんや検査技師さんに代わって薬や検体の院内搬送を行います


音声認識コミュニケーションロボットのChapit。
話しかけると反応し、家電の制御を行ったり、オプションのカメラやセンサーを付ければ防犯用途にも使えます

高性能で低価格な組み立て式ロボットRAPIRO。
自分で自由にプログラムを組むことが出来ます。
内蔵のモーターで自在に動き、オプションを付ければ、防犯や家電操作、コミュニケーションなど様々な用途に使えそうです


ピップのかぼちゃん。
触ったり呼びかけたりすると反応します。
足の裏のセンサーを触ったらくすぐったがって声をあげました。
コミュニケーションをとったり歌を歌ってくれたり薬を飲む時間を教えてくれたりします。
夜はちゃんと寝るので、話しかけても答えないようです

ロボットの特注製作やレンタルを行っているkokoroのペコちゃんロボット。
音声認識で会話したり体を自在に動かして踊ったりします

フランスの会社、Aldebaran RoboticsのNAO。
カメラ、マイク、距離計、赤外線装置、ジャイロ、触覚・圧力センサー、音声合成装置、関節各部にモーターを搭載し、プログラムも自由に組むことが出来ます。
学生の学術研究や自閉症のケアなどに利用されています。
造形に惹かれたのでしょうか、一般客の小さな男の子が熱心に見つめていました


来たるべき少子高齢化に向けてか、コミュニケーションをとって話し相手になったり、足腰の弱った人の運動を補助したり、離れた所からでも一人暮らしの人の様子をモニタリング出来たりというロボットが多かったです。


ちなみに、大家夫婦は介護施設のスタッフと間違われたのか、熱心な説明を受けたりしてしまいました。


そこまで散々説明してくださった手前、何も考えずにノコノコやって来たただの一般客ですとは言い出せず、名刺交換とかアンケート依頼とかされそうになる前に、そ~っとその場からフェイドアウトしました。


サービス用ロボットゾーンの一角にはRT交流ゾーンというのがあり、そこでは日本の各大学の研究室が、それぞれ発表やデモンストレーションを行っていました。


電気通信大学のヒューマノイドロボットLiPro。
カメラ、アーム、全方位台車、伸縮機構を備えた上半身などを持ち、人間の顔の識別や音声認識、小物の受け渡しをしてくれたりします

立命館大学のヒューマノイドロボット。
従来のロボットにありがちなガチガチの関節ではなく、柔軟性のある関節を持ち、人間のような動きをすることができます


早稲田大学のヒューマンサポートロボット、チャイルドケア。
TizenというOSを搭載したスマートフォンで操作することが出来ます。
遠隔地から子供をあやしたり、ということが出来ます

埼玉大学のマスコット、メリンちゃんのロボット。
触覚センサーを搭載し、従来のように指紋ではなく、なでた感触で個人を識別できます


緊張した面持ちで所々つっかえながら一生懸命プレゼンテーションする学生さんたちを見ていると、自然と応援してあげたくなりました。


プレゼンテーションの最後には、協賛を呼びかけたり研究室の紹介をしていたりしたので、こうやって研究に協力してくれるスポンサーを探しているんだなあと思いました。


学生さんたちには、これからも頑張ってもらいたいなあと思いました。


(次回へ続きます)


Comment

  • 2013/11/13 (Wed) 22:05
    がっぱあや - URL
    No title

    いやぁ、すでにこの世には大勢のロボットさんたちが誕生しているのですね
    ロボットといえば、なにやらメカっぽい風貌した子たちを想像しますが
    これからは、ロボット界もサービス業(といってよいのやら!?)が主流になって来るのかも~
    今は、我が家のかっぱたちが支えてくれてなんとか生活出来ておりますが
    あまり遠くない将来・・・このようなサービスロボットさんたちのお世話になる日も来たりして
    あ、でもまずは、ぴろーたちの不老不死を願いたい・・・
    あ、でも残していくのも悲しい思いをさせるかしらん・・・
    等々、初冬の夜長に色々と思ふ私です

  • 2013/11/16 (Sat) 14:55
    カッパーマン - URL
    No title

    どんなロボットも、なんとなく、心があるように感じさせる容姿なんですね。
    話しかけると館内の案内をしてくれるという、
    自走するロボットをショッピングセンターで見たことがありますが、
    まだまだ、すごく特別な存在として珍しがられていました。
    やがて、こんなロボットが当たり前にそこらへんにいて、
    役に立ってくれる日が来るんでしょうか。
    見届けるためにも長生きしなくちゃです!

  • 2013/11/17 (Sun) 08:09
    hashsh - URL
    No title

    v-478がっぱあやさん
    サービスロボットというと大げさなものを考えてしまいますが、自動販売機というのも一種のロボットかもしれませんね。
    サービスロボットは、既に生活の一部になりつつあると言えるのかもしれません。
    我が家も、大家夫婦が千の風になった後の間借り人たちのことをどうしようかと考えたことがあります。
    やはり、人形供養のお寺などに引き取ってもらうしかないのでしょうか。

    v-478カッパーマンさん
    予め決められた場所に案内するということなら、今のロボットでも出来そうですね。
    今回出展していた電気通信大学のLiProは、体の高さが変えられる伸縮機構を持っていました。それは、小さい子供たちと接する時に背が高いと恐怖心を与えるため、同じ背の高さにするためだそうです。
    サービスロボットには、そういう人間の感情まで考えて作らなければならないので、解決しなければならない問題が色々とありそうだなあと思いました。

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