お山と盆地へのお出かけ(その2)

前回の続きです。


翌日の朝食は、ごくオーソドックスな和食でした。



元々宿泊費は安かったので、ほとんどサービスで付けてくれているようなものです


朝食後、部屋に戻り、前日ヤツレンで買ったヨーグルトを食べることにしました。



前日野辺山に行った時に寄った乳製品の会社ヤツレン


ヤツレンで買ったグルメ濃密ヨーグルト

おいしそうなものを前に喜んでいるゆにたん、とらおくん、とらみちゃん、くまみちゃん、ぶうぶちゃん、ひーちゃん、さるたんたち


このヨーグルトですが、まるでクリームチーズのような濃厚な味わいでなかなかおいしくて気に入ったので、またこの辺りに来たら買うことにしました。


食後、はしゃいでいる間借り人たち

かぱねっとかぱぱのように一列に並んで歩いてみる間借り人たち


そうこうしている内にチェックアウトの時間が近づいてきたので、宿を後にしました。


それから、近くを流れる釜無川沿いの道路に車を走らせていたら、「信玄堤」という文字を見かけたので、釜無川ほとりにある信玄堤公園にちょっと寄ってみることにしました。


信玄堤とは、あの戦国大名、武田信玄により築かれたと言われる堤防のことです。


甲府盆地のこの辺りは、釜無川と支流の御勅使川(みだいがわ)によって昔から度々水害がもたらされていたため、1500年代中期に20年間以上かけて、植林や堤防を築いたり川の流れを変える大規模な治水工事が行われました。


その治水工事で築かれたのが信玄堤だそうです。


信玄堤公園にあった説明

石積みや堀切、堤防などによって水害を最小限に抑えるようになっているようです


釜無川の支流の御勅使川は以前は違う場所を流れていましたが、治水工事で流れを変えることにより、釜無川との合流地点にある竜王高岩という岩盤にぶつけることで、水流を弱めるようになっているようです。


遠くに岩盤のようなものが見えます。
ちなみにこの写真は信玄堤公園からではなく、そこから少し離れた場所にある双葉水辺公園から撮りました

よく分かりませんが、これが竜王高岩でしょうか。
後で調べたら、信玄堤公園からサイクリングロードを少し進むと、竜王高岩の説明がちゃんとあったようです。
知っていれば、わざわざ双葉水辺公園まで来ることもありませんでした


また、霞堤(かすみてい)という所々に切れ目の入った造りの堤防を築いて、その周囲に防水林を植林し、川の水量が増えた時には霞堤の切れ目から水が外に漏れることで、堤防の決壊などのより大きな被害を防ぐようにしたそうです。


折角なので、河原に下りてみることにしました。


堤防から河原に続く階段の部分には、このような絵が描かれているようです

階段を下りて振り返ると、向かい合った竜の絵がありました


信玄堤公園の隣を流れる釜無川。
河原の所々に妙なものが設置されています

これは一体何なのでしょうか


この妙な形をしたものは、丸太や石で作られた聖牛というもので、打ち寄せる水流を弱める働きがあるようです。


今で言うテトラポッドや波消しブロックと同じようなものでしょうか。


公園内に復元された聖牛

聖牛の説明。
これによると「大聖牛」「中聖牛」「聖牛」と三つの大きさがあったようです。
戦後まで実際に使われていたようです


今から400年以上昔に、このような様々な工夫のある大規模な工事が行われていたのは、本当にすごいことだと思いました。


さて、当初の予定になかった信玄堤見学で結構時間を使ってしまったため、急いで次の予定の場所へと向かいました。



次に寄ったのは、シャトレーゼベルフォーレワイナリーです


このワイナリーはお菓子のシャトレーゼのグループ会社で、無料でワイン工場の見学やワインの試飲、チーズやケーキの試食ができるようです。


また中にはローマンガラス美術館(入館料500円)があり、ローマ帝国時代の貴重な古代ガラスや土器が展示されているようです。


受付で見学の説明を受けた後は、自由に中を見学できました。


ワイン発酵タンク

ぶどう畑

ワイン熟成庫


ワイン熟成庫内部

試飲・試食や買い物ができる展望ハウス

展望ハウス内より南アルプス連峰を臨む


ちなみに試飲では、アルコールが飲めない人のためにジュースも用意されていたため、運転手の大家(夫)はこれを飲みました。


上の展望ハウス内の写真で、さるたんひーちゃんが嬉しそうに見つめているのも、そのジュースです。


さて、一通りワイナリー内を回ったので、次の予定地へ向かおうと駐車場の車に戻ったのですが、気付いたらさるたんのほっかむりに結んでいるリボンがなくなっていました。


車の中に落としたのかと車内を探したのですが見付かりません。


ふと思い付いて、先ほど展望ハウス内で撮った写真を見ると、さるたんのリボンはなくなっていました。



展望ハウス内で撮った時にはなくなっています


そこで、撮った写真をさかのぼって見てみると、この日の朝、宿でヨーグルトを食べた時にはまだあったようです。



まだリボンをしています


宿からワイナリーの間で落としたことは確かのようですが、一体どこでなくしたのか見当が付かないので、リボンを探すのは諦めて、次の予定地に向かうことにしました。


着いたのは、信玄餅や信玄桃で有名な桔梗屋の一宮本社です。



桔梗屋一宮本社


我が家がここに初めて来たのは今から20年近く前で、それ以来数年毎に何回か訪れているのですが、その度にどんどん様子が変化しています。


ここにある工場直売所には、当初は訪れる人もまだまだ少なかったため、今はすっかり有名になってしまっている信玄餅の詰め放題も自由にすることが出来ました。


それが、やがて観光バスが乗り付けるようになり、雑誌やテレビ番組で紹介されるようになると、劇的に訪れるお客さんが増え、詰め放題をするためにあらかじめ並んでチケットを受け取らなければならなくなったり、更には、当日早い内に詰め放題が売り切れてしまうようになりました。


この日も、我が家が着いた時にはもう既に詰め放題は売り切れていて、工場直売所の前には、前回来た時にはなかった野菜の直売所やコンビニまで新しく出来ていました。



こんな立派な看板まで出来ていました


この本社には、工場直売所と普通の店舗のふたつのお店があるのですが、どちらもお客さんがいっぱいで、のんきな大家夫婦が以前のようにふらふらと立ち寄ってのんびり買い物できる雰囲気ではなくなってしまったのは残念です。


その代り、前は出来なかった工場見学が予約もなしで自由に出来るようになっていたり、信玄餅の包装体験というのが出来るようになっていたのは良かったです。



工場見学するために列に並んで待っているところです


工場内で従業員の方の作業をガラス越しに見た後は、信玄餅の包装体験をすることにしました。


実際の信玄餅も、機械ではなく工場内で従業員の方たちが手作業で包装しています。


信玄餅の包装体験。
あらかじめ出来上がっている4つの信玄餅を、自分で透明な包装に包んで箱に納めます。
1回350円です

工場見学で従業員のやっている作業を見ていたら、早い人はひとつ5、6秒くらいで包んでいました。
大家夫婦はその倍以上の時間がかかり、しかも出来上がりはよれよれのゆるゆるです

普通に信玄餅を買うと2個入りで300円以上するので、この値段はお得かもしれません


その後は、野菜の直売所や工場直売所で買い物したりしました。



桔梗信玄ソフト(350円)を買って食べました


試しにと思って買ったのですが、よくあるソフトかと思ったら結構おいしかったので、大家夫婦は気に入ってしまいました。


ところで、この桔梗屋一宮本社の隣には、リーフパイが有名な洋菓子のウエストの工場がありそこにも直売所があるため、桔梗屋に寄った後はそちらにも寄り、少し買い物をしてきました。


ウエストの直売所は、すっかり観光名所化してしまった桔梗屋のに比べると、小規模で喧騒とも無縁で昔から変わりません。


訪れる人も、我が家と同様に桔梗屋に寄ったついでにという個人客が多そうです。


観光バスのお客さんたちはこの直売所の存在を知らないのでしょうか、大挙して押し寄せる人たちはいませんが、もし来たら小規模なところだけに大変なことになりそうです。


さて、桔梗屋とウエストを後にして、夕食を食べるためにほうとうのお店小作に入りました。



小作石和駅前通り店


小作は、山梨県辺りの郷土料理のほうとうを中心としたメニューを出すお店で、山梨県内外に10店舗ほどのお店があるようです。


小作には今まで何度か寄ったことがあるのですが、頼んだのはおそらく前にも食べたことがあるかぼちゃほうとうです。



さるたん「うふふふ、おいしそうなものがみえる~」


ぶつ切りのうどんに味噌味の汁、鶏肉と野菜、特にかぼちゃが入っているのがオーソドックスなほうとうのようです。


ほうとうを食べた後は中央自動車道に乗り、帰途へと着きました。


ところで、なくなってしまったさるたんのほっかむりのリボンですが、帰宅してからこの日撮った写真を良く見てみた所、あることに気付きました。



ワイナリーの熟成庫入口前で撮った写真。大家(妻)の手にはさるたんとひーちゃんがいます



その後すぐ撮った写真。階段部分に何かあります



これは!!


階段部分に落ちていたものを拡大して見てみたら、なくしてしまったさるたんのリボンでした。


写真撮影をするため、大家(妻)が持ち歩いていた巾着袋からさるたんひーちゃんのふたりを取り出した時に、外れて落ちてしまったようです。


今更探しに戻ることも出来ないので、さるたんには新しいお飾りを付けることにしました。



ひーちゃん「ねえさるたん、あたまのおかざりかわってなあい?」
さるたん「なんのこと?」


自らのリボンが外れても全く気付かないさるたんなので、他のお飾りに変わっていても無頓着なのは当然かもしれません。


Comment

  • 2014/07/06 (Sun) 16:09
    カッパーマン - URL
    No title

    美味しいヨーグルトでおなかを整えたみんな、
    次の日も、いろんな所へ行ったんですね。
    「信玄堤」、名前は聞いたことがあったのですが、
    どんなものだったのかという事を、初めて知りました。
    ワイン工場の見学や試飲、この時に、さるたんのリボンが落ちていたとは。
    無事、新しいリボンをつけてもらえたようで、良かったです。
    ひーちゃんのおよふくにもなっているという、信玄餅の包み、
    こうして手作業で包まれているんですね。
    それにしても工場見学の行列が凄いです。
    桔梗信玄ソフト、信玄餅がついてるんでしょうか、
    ボリュームたっぷりで美味しそうです!
    楽しいお出かけ、みんなお疲れ様でした。

  • 2014/07/06 (Sun) 22:55
    がっぱあや - URL
    No title

    一日の始まりは、やっぱりおいちいものからe-343
    この濃厚ヨーグルト、ヨーグルト好きにはとっても気になる存在です
    ヨーグルトでありながら、もうこれはスイーツの域に
    達しているのではないでしょうか
    そしてその後は社会見学やら工場見学やら盛り沢山e-282
    ここ近辺、有名どころの工場が多いのはなにやら
    理由があったりするのでしょうか(水が美味しいとか、あ、空気かしらん~)
    見学好きの私にとっては、たまらなく魅力的な場所の様です
    でもそんな中・・・水面下では大変な事件が起きていたe-268
    大事なおリボンがなくなったことは由々しきことですが
    入念なる現場検証の結果、落下現場が絞られたことは・・・天晴れ!
    さるたん、新しいおリボンの付け心地はい・か・が!?
    なんだかゴージャス感が増したようで、終わりよければ
    全てよし・・・ですねe-281

  • 2014/07/08 (Tue) 17:01
    hashsh - URL
    No title

    v-469カッパーマンさん
    前日、たまたま車載テレビで信玄堤の番組を見て興味を持ったので寄ったのですが、そうでなければ「ふ~ん」という感じで通り過ぎてしまったかもしれません。
    帰宅してさるたんのリボンを写真の中に発見した時には、思わずあっ!と声を上げてしまいました。
    まさか写っているとは思わなかったので。
    信玄ソフトには、ちゃんと信玄餅が入っています。
    味付けは黄粉と黒蜜のようですが、このソフトがおいしくて、我が家同様このソフトを食べていた近くにいた男性の口からも、おいしいという声が聞こえてきました。

    v-469がっぱあやさん
    濃密ヨーグルトは、ヨーグルト好きチーズ好きどちらの人も、きっと気に入ると思いました。
    味はプレーンだったのですが、我が家は宿にあったスティックシュガーをかけて食べてみました。
    山梨県はフルーツの国で、かつミネラルウォーターの採取地がたくさんあるようなので、そういう点が工場が多いことと関係があるのかもしれません。
    新しいさるたんのお飾りは、そのままだとすぐまた取れそうなので、両面テープでほっかむりに貼り付けました。

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