少し北の方へのお出かけ(その4)

前回の続きです。


大内宿を後にし、段々日が暮れて暗くなっていく中を、次の目的地へと向かいました。



着いたのは、奇岩連なる景勝地、塔のへつりです

谷間を流れる大川(阿賀川)が、百万年にも渡って浸食と風化を繰り返した結果出来上がったと言われる景観で、「へつり」とは地元の言葉で断崖を意味するそうです。



こちら側から対岸へ吊橋が架けられています


歩く度に橋が揺れます


浸食で岩肌に人が立って歩ける位の溝が出来ています

吊橋を渡ってその溝の中に入ってみました。


写真では、日が暮れかかっているとは言えまだ辺りはだいぶ明るいように見えますが・・・



実際は、この位の感じの薄暗さです

溝の縁には手すりも何もなく、薄暗くなってきて周りもよく見えなくなってきたので、足を滑らせたら下のどんよりとした色の川に落っこちてしまいます。


観光客も他にいず、途中にあった土産物売り場も既に閉店していて人の気配が全くないので、雨の日のこんな時刻にここに来るのん気な大家夫婦がもし川に落ちてしまっても、誰も助けに来てくれそうにありません。


何だか怖くなってきたので、吊橋から溝の中を数m歩いただけで早々に引き返してきました。



ねーくん「くらいのこわい~」



ねーくん「へつりってなあに~?」



さて、塔のへつりを後にした我が家は、ちょっと一息つこうと無料パンフレットに載っていた喫茶店へと向かいました。


その途中に、昔この辺りにいたと言われる木こりの玄蕃(げんば)の怪力ぶりを伝えるへいほう石というのがあったので、少し立ち寄ってみました。


ちなみに「へいほう」とは、この辺りの言葉で「お手玉」を意味するようです。



重さ120キロあると言われる「へいほう石」



ねーくん「ぼく、もちあげる~」



この石をお手玉のようにして村に帰ってきたとか、小石を指で砕いて砂にしたとか、下戸と言いながら殿様の前で一升入りの大杯を三杯飲み干したとか、玄蕃には数々の伝説があるようです

へいほう石を後にしてしばらく国道を進み、会津田島にあるCAFE JI-MAMA(ジーママ)という喫茶店に着きました。



元は金物屋だった建物を改装しています

店内は落ち着いた雰囲気のあるゆったりとした感じでした。


この日は駆け足で色々な所へ行ったので、一息つくためにコーヒーを飲むことにしました。



かばきち「いいかおりする~」


かばきちくんが香りを嗅いでいるのは、サザ・スペシャルブレンドコーヒーです。



こちらはフレンチローストコーヒーです


ケーキ&スコーンセットも頼みました

一息着いたので、この後はまた今来た道を戻って宿に帰ることにしました。



鶴ヶ城がライトアップされていたので写真だけ撮りました


夕食を食べていなかったので、磐越自動車道の磐梯山SAで食べることにしました。



会津ソースカツ丼

会津のカツ丼と言えば、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上にオリジナルソースを絡めたカツを乗せるのが定番のようです。



会津桜丼

会津では馬刺しや桜鍋など、馬肉を使った料理が名物のようです。


磐梯山SAを後にして、その後は宿に戻りました。



間借り人たちが何やら並んでどこかへ向かっています



みんな「おやまにのぼる~」
「ばんだいさん~」
「みんないっしょ~」


どうやら会津の磐梯山に見立てた枕をこれから登ろうとしているようです。


(次回へ続きます)

Comment

  • 2015/10/05 (Mon) 20:57
    まりもっち - URL
    No title

    ここ!!!ここに行きたいとです!!!
    途中のお土産やさんに何十年物のハブ酒?まむし酒???があった気がします。辛味噌を買いました。ラーメンに入れたり味噌汁に入れると美味しいと言われた記憶が…
    小さい子から順に並んで歩いてるけどきっとお山に着いたら将棋倒しになりそうな気配…

  • 2015/10/07 (Wed) 09:09
    がっぱあや - URL
    No title

    なんだか一枚目のお写真を見ていると、中国の秘境!?と見紛うばかりですが
    日本にもこのような素晴らしい場所があるなんて、いやはや勉強不足を反省せねばe-330
    まさに景勝地と言うのがピッタリの場所ですが、その時々の時刻や
    お天気で受ける印象というのも様変わり~
    いやぁ、それだけ持っているものが強いというか、パワーのある場所なのでしょうねe-281
    その後は、ゆったりとした大人の時間を楽しみ・・・これぞ旅の醍醐味e-399
    きっと皆の心も静々と大人の階段を上って行ったことでしょう
    ・・・と思いきや、皆が行列して向かったのは白き山!
    うんうん、目の前の大きな山も皆で力を合わせればなんなく
    乗り越えられる・・・そんな達成感で包まれた一夜だったことでしょう~e-420

  • 2015/10/07 (Wed) 17:36
    hashsh - URL

    v-476まりもっちさん
    塔のへつりには、明るい内に行った方がいいですね。
    我が家が行った時には、小雨が降っている上にみるみる内に暗くなっていき、足元が見えにくくなってきて怖かったです。
    お店も全部閉まっていて土産物屋さんをのぞいてみることも出来ませんでした。
    枕の磐梯山を間借り人たちが登り始めた途端、まりもっちさんの仰る通りのことが起こりそうな気がします。

    v-476がっぱあやさん
    晴れて天気がいい日に来たなら、この奇岩にも違った印象を持ったと思います。
    もし足を滑らせたらとか、もし吊橋が壊れてしまったらとか、今回は怖いことばかり頭に浮かんでしまいました。
    それだけに、喫茶店でコーヒーを飲んだ時には、本当にほっと一息つくことが出来ました。
    大家夫婦がそんな思いをしたことなどつゆ知らない間借り人たちは、のんきに枕のお山を登ろうとしているようです。

  • 2015/10/08 (Thu) 14:53
    カッパーマン - URL

    自然が長い時間をかけて作り上げた不思議な景色、
    こんな景勝地があること、初めて知りました。
    しかし、薄暗く人気のない場所、どんよりした色の川に落ちたら…考えただけでゾクッとしてしまいました。
    日が暮れるのも早くなってきてますもんね。
    それだけに、かばきちくんがコーヒーでひと休みする様子に、心からホッとしました。
    一列に並んで、山登りしようとしてるみんな、頭の中には有名な民謡が流れていたでしょうか。
    旅の宿でみんなが遊んでいる姿、ほんとに可愛くてたまりません。

  • 2015/10/16 (Fri) 19:46
    hashsh - URL

    v-476カッパーマンさん
    以前二時間ドラマで塔のへつりが出てきたことがあって気になっていたのですが、今回福島に行くにあたってそれがここにあることを初めて知りました。
    足を滑らせたら川に落ちるのは確実なのに、一切手すりなどがないのは危ないなあと思うのですが、そんなものを付けたら景観が全く損なわれてしまうので仕方がないだと思いました。
    「会津磐梯山は~たか~ら~の・・・」という民謡ですね。
    徳川埋蔵金が埋まっているという話もありますが、本当なのでしょうか。

  • 2015/10/17 (Sat) 12:44
    夫婦ともかっぱ - URL
    お宝、発見

    こんにちは。
    会津には名所、名物が多いですけど、
    古民家を改築して作ったカフェなんかも多くて素敵ですね。
    以前いったときも、空気のなかに漂う佇まいに
    ほっとした記憶があります。
    お子さんたちが並んで歩いている姿、まぶしくてくらくらします。
    あ、そうでした、この子たちが何ものにも替えがたいお宝だから
    こんなに輝いて見えるのですね。

  • 2015/10/19 (Mon) 10:58
    hashsh - URL

    v-476夫婦ともかっぱさん
    会津の歴史的な見どころは今回ほとんど見ることができなかったので、またあらためて来なければならないと思いました。
    一日二日程度ではとても見て回れそうにありません。
    いつものんきな間借り人たちは、お出かけ先でも相変わらずのんきなままのようでした。
    自分たちがどこにお出かけしたのか、よく分かっていないのかもしれません。

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